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バセイン条約 (1802年) : ウィキペディア日本語版 | バセイン条約 (1802年)[ばせいんじょうやく]
バセイン条約(バセインじょうやく、英語:Treaty of Bassein)は、1802年12月31日にインドのバセインにおいて、イギリス東インド会社とマラーター王国の宰相バージー・ラーオ2世との間に結ばれた条約。 ==概要== マラーター同盟の内紛で、1802年10月にマラーター王国宰相バージー・ラーオ2世はプネーの戦いでヤシュワント・ラーオ・ホールカルに敗れ、プネーから逃げた(プネーの戦い)〔小谷『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』、p.280〕。プネーを追われたバージー・ラーオ2世はイギリスの保護を受けることにした。 こうして、同年12月31日の大晦日、ボンベイ近郊のバセインにおいて、イギリスとバージー・ラーオ2世との間にバセイン条約が締結された〔。この条約ではイギリスはバージー・ラーオ2世がプネーに戻れるように援助する代わり、宰相は外交権を制限する条項にサインさせられた。また、宰相に年額260万ルピー相当するボンベイ周りのマラーター王国領を割譲させた〔。 この条約により、バージーラーオ2世はイギリスの援助のもと、1803年5月にプネーに帰還した〔。だが、この条約でマラーター王国領が割譲されたこと、また同盟の内紛にイギリスが介入してきたことは諸侯の不満を買い、第二次マラーター戦争へと繋がった
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バセイン条約 (1802年)」の詳細全文を読む
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